ペンと紙でまんがかいてみようゼロハチブログ

Gペンや定規の使い方とか、なにか後世に役立ったらいいなと思って作ったブログ

原稿の大敵、それはあなたの手のひら ~きれいなペン線を書くための原稿の扱い方~

すんませんMHWベヒーモスに手間取ってたら書くの忘れてた。

下書きも終わったし、いよいよペン入れだぜ!
と気合い入れてみたものの、よく考えてみたら
きれいにペンを入れるには原稿用紙を作業中ずっと
適切に扱う必要があるのでありました。

学校でノートを取るように、いつもどおり
紙に鉛筆で下書きしているとペン入れ時に発生する事故の原因

それは


手脂(てあぶら)

普段手のひらや指先は汗や皮脂が結構でてます。

(すごく昔に薬の副作用で手指の間が「汗疱」という
状態になったことがあるんですが、「こんなに汗出てるもんなんだ!?」
というぐらいには出てます)

で、これが

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のあたりで悪さをします。
普段紙に何かを書いているとき一切気にしない箇所ですよね…
特に鉛筆持ってない方の抑えてる指…

しかも、一生懸命絵を書いてる状態だと
余計に汗と脂がたくさんでるんですよ全く…(笑)

手脂がひどいとどうなるかというと、
インクを弾いてしまってきれいな線がでなくなります。
インクが乗らない場合もありますが、逆に滲む場合もあります。

極力、絵が入る面を素肌で触らないようにしましょう。
0.1秒も触っちゃダメってことはないんだけども
ずっと押さえるとかは避けたいところです。

でもそうしたら紙を押さえるのは裁ち切りよりも外の
1センチちょいの隙間だし
ペンをもった手は書道家みたいな状態で書かなきゃならない
そんな地獄が待っている…

なので

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こうしちゃいましょう!
原稿用紙と手の間に何かを挟むのです(とても単純)

挟むものはお好みで何でも良いです。
一番お手軽なものはティッシュでしょうか。
あと手袋をちょっと指切ったりしてつけてる方もおおいですね。

 

そんな中で自分のおすすめは
「ハ ガ キ」

おうちに来たDMだのなんだので不要なハガキたくさんあると
おもうのでそれを有効活用できます!!

ついでに、変なビニール加工してあるハガキよりも、
厚手の上質紙かケント紙でできてるやつが滑りが良くて
手汗の湿気も吸い取ってくれてかつ歪まなくてSo Good.
厚めの本をかうと中に読者ハガキみたいなのが
はさんであると思うのですが、アレが一番ベストなかんじ。

自分の感覚だと、ティッシュや普通の上質紙はちょっと薄すぎて
手汗の湿気を原稿用紙に通してしまって、原稿がたわんでしまうのと、
紙の材質がザラザラなので鉛筆の線をこすってしまって
紙面を汚してしまう気がします…
(でも材質は個人の好みなのでいろいろ試してみてください)

手袋は手の動きがちょっと窮屈だという場合も、
ハガキならフリーダムですのでぜひお試しを。

原稿を扱うすべての工程で、
なるべく両手にこの下敷きをする癖をつけておくと、
いろいろとはかどります。

美しい原稿を仕上げる一つの方法として、
ぜひ覚えておいていただければと。

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