ペンと紙でまんがかいてみようゼロハチブログ

Gペンや定規の使い方とか、なにか後世に役立ったらいいなと思って作ったブログ

インクの種類いろいろ

漫画の画材コーナーいくとたくさんの種類がありますよね
もうすでに心折れますよね
わかります

漫画に使われるつけペン用のインクはいろいろありますが
以下の2種類に大別されます。

【水性】
【耐水性】

耐水性さん、正しい名称は「顔料水性」なので、商品パッケに「水性」と
書いてあっても実は乾くと水につよくなるとかもあります。
素直に「耐水性」って書いてくれてるのもあるけども…

こればっかりはぱっと見て判断できないと思うので、
各商品の公式サイトを見たほうがいいでしょう。

他に区別するパターンとしては「速乾」とかそういうのでしょうかね。
そのへんは作業にそんなに影響しないのでお好みで大丈夫です。


漫画のインクでメジャーなのは以下の3つかなと思います

パイロット インキ製図用30ml INK-30-DR 30ml 黒
 

 自分が使っているのはこれです。
【水性】インク。

とても伸びがよい。スッと紙に染み込む感じ。
ペン先からスルッと紙まで流れていく感じがとてもGood。
製図で使う烏口などでつかいやすいインクの流れ方してるんでしょうね。

ただ、手脂や手汗ですぐ滲む

とてもつらい。
この辺のにじみについては別記事を立てます。
コピック塗りでのカラーイラストでもとても重宝するのではないでしょうか。

 

証券用ってものすごい名前だなあ
これが【耐水性】です。
金色のパッケがめじるし!(箱から出しちゃうとよくわからなくなる)

多分水に濡らしたりしても溶けないから、証券を書くときに使うと
事故があっても中身がわからなくなったりしないぜ!という意味かと。

乾くとインクが盛り上がったように紙に乗ります。
製図用に比べてちょっとインクの流れはもたつくかな。
ペンの上で乾き始めると目詰まりしやすい気もするので、
こまめにティッシュで拭きながら作業するとよいかも。

耐水性なので手汗などにはとても強いので、ペン入れ後の作業で
そうしたものでの事故が怖い場合はこっちを使うといいかと思います。

 

開明 墨汁 70ml

開明 墨汁 70ml

 

墨汁使ってる漫画家さんも多いですね。
小学校のころ、硯でゴリゴリ溶いて使うことを強いられたアレですが
大人になってしまえばこっちのもんです、
もう溶けた状態のものを使えます(ドヤ顔)

耐水性というわけではないのだけど、乾くと水分にはとても強いと思います。

ただ、書いたあとに乾くのがシャレにならないぐらい遅い
乾くのが遅くて、上に紙を乗せてしまったりして、こする事故が多い気がする。
粘度が高くてペン先からインクが降りていくのがとても遅い。
ペン先がとても目詰まりしやすいとも感じます。

そしてインクとしての寿命がとても短い。
腐ります。
インクの寿命については別記事立てます。


証券用と墨汁については、漫画原稿用紙に使われる
ケント紙や厚手の上質紙に使うと、
インクが紙に染み込むというよりも、紙の上にこんもり乗るような
感じになるせいか、消しゴムをかけるとインクがちょっと薄くなる、
という現象もあるようです。

スキャニングやオフセット印刷にはほぼ影響ないレベルかとは
思いますが、それでも気になるとか、
カラーイラストに使うので線画の仕上がりも考えたい、という場合は、
黒色度を謳ったインクも発売されているので、
それを使ってみるといいかと思います。

 

次はインクの寿命のあたりについて記事かければいいなと思います